ワイヤーロープ

ワイヤーロープは、エレベーター・クレーン・ロープウェイやスキーリフトなど、さまざまな形で日常生活で役立っています。様々な場所で使用されているワイヤーロープのその種類は多種多様で、ワイヤーの構造、編み方、太さなどによって吊れる重さ(使用荷重)が違っています。

ステンレスワイヤロープ

ステンレスワイヤロープは、温度の変化にあまり影響を受けず、強度変化が少ない特徴と優れた耐腐食性を持つことから、幅広い分野で使用されています。

エレベーターのワイヤーロープの強度

ワイヤーロープが使われている場所は?と言われてすぐ思い浮かぶのはエレベーターではないでしょうか。特に今、高層ビルや高層マンションなどが次々と建てられ、エレベーターに乗らない日は無いというくらいにさまざまな場所で普及しています。エレベーターは、毎日、人を乗せて何度も何度も上昇・下降を繰り返すものですので、特にその安全性や安全率は、点検とともに強く求められています。そんなエレベーターに使用されているワイヤーロープは、必要使用本数が3本以上と決まっていて、実際の強度は定員以上のものになっていることや、定期的な点検の実施で、安心して乗ることができます。

クレーンのワイヤーロープ 玉掛と台付について

クレーンなどで使用するワイヤーロープは、玉掛けやロールスプリングと呼ばれています。この玉掛けは、クレーンで物を高く吊り上げる際に使用されるものです。クレーンで重いものを持ち上げる時に使われますので、ワイヤーロープの破断を起こさないように、吊り上げの際はロープの角度や、耐久に関わる廃棄基準などの点検に充分に注意しなければなりません。そのため、その使用は労働安全衛生法の免許を持つものに限られています。一方、物を固定するときに使うのは、台付ワイヤーロープと呼ばれるものです。台付ワイヤーロープを玉掛け用に使用することは、強度の関係から破損の具合も早く大変危険なので出来ません。ただし、なかなか見分けがつきにいくいということで間違えやすいよう充分に注意が必要です。

ロープウェイ・スキーリフトのワイヤーロープ

ロープウェイやスキーリフトなどにもワイヤーロープが使われています。耐食性を持つロックドコイル使用で、曲がりにくく強いことが特徴です。この特徴のおかげで安心してロープウェイに乗ることが出来るようになっています。ワイヤーロープは、他にも橋梁用など、いずれにしても人命に影響のあるところでの使用が多くみられますので、まさに命の綱という言葉がピッタリですね。 ところで、最近では、やや変わったところでのワイヤーロープの使用が注目を集めています。ご覧になられた方もいるっしゃるかもしれませんが、ワイヤーアクションといって、ハリウッド映画等で俳優がワイヤーロープに吊られながら、激しい戦闘シーンを演じたりする時にも、ワイヤーロープが使われています。

ワイヤーロープの規格の確認法

ワイヤーロープというのは何よりも耐久性や安全性が大切ですが、見た目ではどこの会社の製品なのかということや、安心して使用できるものなのか、というのは分かりませんね。ところが実は、そういう場合、どこの製品かを確認する方法があるのです。確認の方法は、ワイヤーロープの切断面の端を解いてみるのです。すると、日本工業規格(JIS)製品であれば、中にメーカーの名前の書かれたテープが入っていますので、このテープによってどこの製品かを見分けることが出来ます。