無痛分娩の現状、硬膜外麻酔の方法、デメリット、副作用、リスク、赤ちゃんへの影響、分娩費用、体験談などについて紹介。また、妊娠、陣痛、分娩などの情報も掲載。無痛分娩は、東京、埼玉・横浜・大阪・名古屋、福岡、札幌、神奈川、愛知、京都などで増加中。
無痛分娩とは、出産の時、麻酔薬を用いて陣痛の痛みや出産の痛みを軽減して出産する方法です。無痛分娩の現状、硬膜外麻酔の方法、デメリット、副作用、リスク、赤ちゃんへの影響、分娩費用、体験談などについて紹介しています。
無痛分娩は、普通分娩の分娩費にプラスされて費用がかかってきます。プラスされる費用は、「計画無痛分娩で前日から入院するのか」、「それとも陣痛を待って無痛分娩を行なうのか」、「また麻酔薬は何を使うのか」、「麻酔科医がいるのか」などで変わってきます。
日本では、陣痛の痛みに耐えて赤ちゃんを産むことがまだ当たり前のように考えられています。しかし最近は、我慢することが美徳であるのか、と疑問を感じている人がいるのも事実です。実際、最近では、麻酔による無痛分娩を経験したお母さんからの体験談や日記などをブログでみかけるようになりました。ただし、日本ではまだ、アメリカに比べ無痛分娩が十分に普及していないため、無痛分娩を希望する産婦さんは、対応している病院を探すのに少し苦労が必要のようです。
現在、無痛分娩では、硬膜外麻酔がもっとも有効な方法として行なわれています。硬膜外麻酔は、子宮や子宮頸部から痛みの信号が脳に伝わるのを途中で麻痺させて、痛みを感じないようにするものです。硬膜外麻酔の方法は、腰椎の硬膜外腔というスペースに細いカテーテルを留置して、そこから局所麻酔薬などを投与します。薬を投与してからおよそ10分〜20分で効果があらわれ、薬剤を追加投与することによって赤ちゃんが生まれるまで十分な鎮痛が維持できます。痛みは感じなくなりますが、子宮が収縮するたびに締め付けるような感覚があり、分娩をしている実感は味わえます。硬膜外麻酔によって陣痛が軽減したおかげで、痛みと戦いながらいきむよりも、より自然にいきむことができた、という産婦さんもいるようです。
硬膜外麻酔による無痛分娩の安全性は確立されていますが、副作用がまったくないわけではありません。副作用としては、かゆみ…数十分から1時間位で消失することが多く、治療のための薬を必要としない程度です。低血圧…硬膜外麻酔開始後に血圧低下が起きることがあります。発熱…硬膜外麻酔法が長時間にわたると、産婦さんに38℃以上の高熱が出ることがあります。尿閉…尿が膀胱にたまり、尿意はあるのに出ないことがあります。吐き気…鎮痛法を開始して早い時期は血圧が変動しやすく、この時期に血圧が低下した場合は吐き気が起こりやすいと言えます。
麻酔を使った無痛分娩で、やはり心配になるのは赤ちゃんへの影響だと思います。妊娠中から、お腹の赤ちゃんへの影響を心配して服薬には、特に気を使ってこられたと思います。麻酔による無痛分娩で生まれた赤ちゃんへの影響は、硬膜外鎮痛法が使われ始めた頃はあったようですが、現在は、赤ちゃんへの影響はほとんどないと考えていいようです。また麻酔を使った分娩後の授乳の際に、体に残っている麻酔薬が母乳を通して赤ちゃんの体に入り、赤ちゃんが眠ってしまったり、呼吸が抑制されないかなど心配する人もいるかもしれませんが、麻酔分娩を行なった産婦さんの母乳を用いて麻酔薬の濃度を測定してみても、数時間〜6時間後ではきわめて少量しか検出されません。それどころか、痛みによるストレスが軽減されるため、母乳の出がよくなるという報告もあるそうです。
実際、無痛分娩で赤ちゃんを出産したという体験談を紹介します。「痛みを感じずに赤ちゃんを産むことができた」、「楽だった」、「程よい痛みが残っていて、産んだという実感が味わえた」、「背中に打つ麻酔の注射はとても痛いと聞いていましたが、チクッとしただけで思ったより痛さはなかったです。」、「自分では全くわからなかったのですが、陣痛の間隔が短くなっていたようで、お医者さんの合図で無事に出産することができました。」、など無痛分娩を終えての感想はさまざまです。これは、無痛分娩に対して、どの程度の知識と理解があるかにもよるようです。お医者さんから正確な情報を聞いたり、体験談を聞いたり読んだりして、自分の出産をイメージしておくのがいいようです。